8月のお知らせ(ニコチン依存症)

こんにちは。
平田店で勤務している前田が8月の記事を担当します。

 

先日、日本たばこ産業(JT)が「全国たばこ喫煙者率調査」を発表しました。
喫煙率は男女を合わせ前年の14年から0.2ポイント増え19.9%となり、前年を上回るのは20年ぶりとのこと。統計上の誤差の範囲であることから、JTとしては喫煙率はこれまで

同様に減少傾向にあるものと考えています。
また、2014年にマイナビニュースでは、同サイトを利用している読者にタバコに関する

アンケートを行いました。その結果、男女ともに8割ほどがタバコを吸う異性は印象が

悪いと感じていることが明らかになりました。

 

タバコを吸う習慣が長く、止めたくても止められないという状況が生じると

「ニコチン依存症」という病気としてとらえられるようになりました。
今回はニコチン依存症の治療の入り口について書きたいと思います。

 

治療の基本は医師の管理下の禁煙外来で行われますが、薬局の薬剤師の支援のもとに治療を行うことも可能です。
禁煙外来の医師のもとで治療を行う方法は基本的には保険適応です。
しかし、適応には条件があり以下を満たす必要があります。

 

1.ニコチン依存症のテスト(TDS)でニコチン依存症と診断
2.1日の喫煙本数×喫煙年数=200以上
3.1ヶ月以内に禁煙を始めたい
4.禁煙治療を受けることに文書で同意
5.これまでに保険診療で治療していた場合、前回の治療の初回診療日から1年以上経過
6.健康保険等で禁煙治療が受けられる医療機関を受診する

 

薬物療法は大きく2種類に分かれます。
ひとつは、ニコチンが結合する中毒に関わる部分を妨げる内服薬で、喫煙の満足感を減らし禁煙していく方法。
もうひとつは、タバコの代わりに貼り薬やガムの薬でニコチンを体内に入れて、本数を減らし禁煙していく方法。
後者の薬は、薬局で買うことも可能です。

 

禁煙にこれまでに失敗された方も多いと思います。
しかし、失敗してもまたチャレンジすればいいのです。
タバコを止めようと思っている方、大げさに考えず医師や薬剤師に相談してみてはいかがでしょう。

 

禁煙相談にかかわらず、健康に関する相談をふたば薬局ではお受けします。
気になっていること、どうぞ私たちに教えてください。
                                                          平田店 前田