こんにちは。
阿野田店で勤務している大平と申します。
今、健康診断の季節ですが、女性の方が気になる骨粗しょう症についてお話したいと思います。
骨粗しょう症とは骨の強度が低下し、骨がもろくなって、骨折しやすくなる病気です。閉経後の女性や高齢者に多くみられます。高齢者の骨折は寝たきりの原因のひとつですので、骨粗しょう症の予防と治療は重要です。
治療は食事療法と運動療法が基本となりますが、適切な薬物療法を組み合わせることによって効果的に骨量を増やし、骨折を防ぎます。
まずはカルシウムを多く含む食品をとりましょう。
乳製品、野菜、海藻、小魚、大豆製品にはカルシウムが多く含まれています。
1日にとりたいカルシウムの量は骨粗しょう症の方で800mgです。
乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)
野菜、海藻(かぶの葉、小松菜、大根の葉、ヒジキ、切り干し大根)
小魚類(干しエビ、きびなご、わかさぎ、たたみいわし)
大豆製品(木綿豆腐、生揚げ,高野豆腐、がんもどき)
カルシウム以外にも大切な栄養素があります。
カルシウムの吸収をよくする栄養素の代表がビタミンDです。ビタミンDは食品から摂取できますが、紫外線にあたると皮膚でも合成されます。ビタミンDを多く含む食品は魚介類です。
また、タンパク質を構成するいくつかのアミノ酸がカルシウムの吸収を助けます。タンパク質を多く含む食品は魚、肉、豆腐、卵、ヨーグルトなどがあります。ただしとりすぎるとカルシウムは体外へ排泄されやすくなりますので、ご注意ください。
骨のためにとりすぎに注意したい食べ物にはリン(ハムやベーコンなどの加工食品)、ナトリウム(塩)、食物繊維やアルコールがあります。
いろいろ考えていると難しく感じますが、たとえば、玉ねぎのかき揚げにサクラエビやわかめを加えるとか、サラダにおからを加えるなどの少しの工夫をするだけでカルシウムが多くとれますので、少し挑戦してみるのはいかがですか?
骨粗しょう症以外でもいろいろなご相談に応じますので、お気軽にご相談ください。