7月になって、暑い日が続いています。皆様方はいかがおすごしですか?
さて今月は熱中症について、お話しします。
『熱中症かもしれない』と感じたら、まず一番最初にしなければならない基本的行動を挙げてみます。
1. 涼しい日陰やクーラーの効いた部屋に行く。
2. 衣類を緩める。
3. 体を冷やす。
4. 水分補給をする。(大量の汗をかいた場合、体液の中のナトリウムが失われてしまうので、食塩などでナトリウムを補給しないといけません。スポーツドリンクなどを少しづつ何回も補給することも効果的です。)
次にもっと症状がひどいときは、自分自身では対処できないので、家族や友人が次のような症状になった場合のために記憶しておいてください。
熱射病と分類されるもので、体温が上昇して中枢機能に異常をきたした状態です。
意識障害(反応が鈍い、言動がおかしい、意識がない。)や、ショック状態になる場合があります。このような場合は、命にかかわる危険な状態です。迷わず救急車を呼んでください。
救急車が来るまでの間、できるだけ早く、体温を下げるために全身に水をかけたり、濡れタオルやアイスバックで首すじ、脇の下、足の付け根を冷やすなどをしてください。
最後に、最近は熱中症で命を落とす人が増えています。特に高齢者、小さな子供が危険です。また、梅雨の間の暑い日や、梅雨明けで急に暑くなったときなどに起こりやすいので、皆さん、水分・塩分の補給に心がけてください。
ふたば薬品 紙本亮司