仮眠について
「企業で仮眠をすることが推奨されている」というニュースを最近見ました。仮眠をすると、午後の仕事も集中出来て生産性が上がるので、積極的に企業が取り入れ始めているということです。
「仮眠で本当に集中力が上がるのか?」という実験をしていました。
1日に4回《10時・12時・14時・16時》に、画面に出たシグナルに出来るだけ早く反応するテストを行った結果、10時が一番早く、時間が経つほど集中力が低下していくのです。そこで、12時と14時の間に30分仮眠をとらせると、午後になっても反応速度は落ちませんでした。
とはいえ、昼休みに仮眠をとれる環境がある職場ばかりではないでしょう。
しかし、仮眠といっても実際に睡眠をとらなくても大丈夫です。目を閉じることで、脳を休ませると考えましょう。脳への情報の80%は、目から入ってきます。よって、目を閉じるだけで脳は休息することができ、リラックスできます。昼休みにデスクの上でうずくまって目を閉じていても、効果は十分にあります。
午後の仕事を始める前に、5分間目を閉じることができれば集中力が高まります。ぜひ、やってみて下さい。
ただし、お昼寝のしすぎは夜の睡眠を妨げます。仮眠は、遅くても午後3時までにするようにして、長くても30分までで止めることをお勧めします。
平田店 竹尾