4月のお知らせ(花粉症)

 ふたば薬局川島店の平と申します。

時期は少し遅れましたが、花粉症の薬について書きたいと思います。

 

  ほとんどの花粉症の方は、飲み薬を服用していると思います。一見同じような錠剤ですが、実は効き方や、眠気の起こりやすさが異なっています。病院で処方してもらう場合は、ほとんど眠気が起こりにくい薬を処方してもらえます。人によって合う合わないはありますので、医師や薬剤師と相談していろいろ試しても良いでしょう。

 

 近年、スイッチOTCが多く市販されるようになりました。

スイッチOTCとは、元々医療用であった薬を、処方箋無しで買えるようになった薬のことです。CMでも多く流れているため、アレグラやアレジオンなどは聞いたことがあるのではないでしょうか。

 医療用とスイッチOTCの効果は全く変わりありません。そのため、医師に処方してもらう方が良く効くということはありません。病院で待つのが嫌な方は、薬局で買うのも選択肢のひとつです。

 

 飲み薬以外にも目薬や点鼻薬を使っている方も多いと思います。点鼻薬はあまり効かないというイメージを持っていませんか?実は、飲み薬と同等、それ以上の効果があることも分かっています。しかし、医療用の点鼻薬は、医師の指示通り使い続けないと効果が実感できない場合があります。1回使って、症状変わらないから、もう使わないという方もいらっしゃいます。是非、続けてください。

 

 市販の点鼻薬には、鼻づまりを解消するために、血管を収縮させる成分を使ったものがあります。これは即効性があり、効果は良いのですが、使い続けると、逆に鼻づまりを起こす場合があります。使う場合は、短期間に留めておくことが大切です。

 

 病院で処方された薬も、薬局で購入する場合も、薬剤師に使用方法の説明などを十分に聞いてから、使うようにしてください。

 

 従来、症状を抑える対症療法が主流でしたが、アレルゲン免疫療法といって、根本的に治療する方法が、出てきました。花粉としては、まだ、スギ花粉だけですが、花粉症の季節になっても、薬の服用なしで生活できる方もいます。しかし治療には長い期間がかかります。もし、ご興味ある方は耳鼻科の医師に、相談してみてください。

 

 当薬局では、薬について質問、健康相談等、承っています。何か気になることがございましたら、お気軽に薬剤師にご相談ください。