今月はピロリ菌についてお話します
まだまだ暑い時期、胃腸の不調が気になる方も、いらっしゃるかと思います。胃腸の調子が悪くなったことのある方は、「ピロリ菌」という言葉を耳にされた方も多いのではないでしょうか。
ピロリ菌は感染しても、細胞内には入らず、胃壁の細胞表面に、定着しています。感染有無に関しては、内視鏡検査で疑いがあれば、呼気検査、又は血液検査などで、簡単に感染しているかどうかわかります。
また、様々な消化器疾患の原因となるため、感染がわかれば除菌をすることが、とても大切です。
除菌するには、2種類の抗菌剤と胃酸を抑える薬、計3種類の薬を1週間続けて服用し、その後除菌ができたかどうか、チェックします。うまくいかなければ、2次除菌→3次除菌(3次は保険適応外)と、治療を進めます。
最近は薬の進歩もあり、1次除菌で成功する確率は、90%前後と高くなってきているので、除菌治療する際には、きちんと服用できるよう、相談して戴けたらと思っております。
川島店 水谷