今月は糖尿病について、少しお話させていただきます。
少々古いデータですが、厚生労働省の2014年患者調査によれば、糖尿病患者数は316万6000人です。
2011年の270万人から46万人6000人増えて過去最高となりました。
しかし、これは医療機関で糖尿病治療を受けている患者数で、治療せずに放置されている者を含めると、実際の糖尿病患者は1000万人以上と推計されています。
日本人に糖尿病が多い背景には、過食、運動不足などがあります。
長年の高血糖により起こる合併症は、網膜症、腎症、神経障害がよく知られております。そのほかにも冠動脈疾患や脳血管障害のリスクでもあります。
合併症の症状が出現してから受診される患者さんが多いので、定期的な検診を心がけるようにしましょう。
処方せんに基づいた調剤業務の他にも、薬局や薬剤師はさまざまな面で患者さまの健康をサポートしています。
上手に薬局を活用して、健康な暮らしに役立てましょう。
阿野田店 黒宮大輔