7月のお知らせ(薬の誤飲について)

 

今月は薬の誤嚥についてお話しします。

 

 薬の誤飲、といえば小さいお子さんの事故のイメージがあると思いますが、大人、特に高齢者が誤飲するケースがあります。

 

 それもPTP包装のまま服用してしまった、というケースが時々あるのです。

 

 かつてのPTP包装は、1錠ずつ切れ目が入っていたのですが、今は誤飲防止のため、2錠ずつなどしか、切れ目がついていません。

 

 しかし、きちんと服用しようと、家で1錠ずつハサミで切っている方が結構いらっしゃるのも事実です。

 

 PTP包装(特にハサミで切った)角はとがっていて、もし誤飲した場合、食道などを傷つけてしまいます。また誤飲した薬を取り出すのに内視鏡を緊急ですることになり、本人にとっても、とても大きな負担になります。

 

 誤飲を防ぐためには

 

  ・1錠ずつPTPシートを切らない。

 

  ・誤飲する可能性が高い患者様には、一包化する。

 

という方法もありますので詳しいことは薬剤師にお尋ねください。

 

※PTP:press through packの略

 

                        川島店 水谷