今月は、薬剤師の仕事の一部、処方見直し、を紹介いたします。
処方見直しとは、薬物治療について、患者との合意をもとに薬物の効果を最適化し、薬に関連する問題を最小限に抑え、不必要な薬剤を削減し、処方を最適化することを目的とした、処方の批判的吟味とされています。
減薬が中心ではありますが、服薬状況の改善を目的とした服用方法の整理や、過少医療に対する処方提案なども重要です。
海外では Clinical Medication Review と表され、実践ガイドが作られるなど様々な試みがなされています。
当薬局では、対象となる患者さんから情報収集し、薬学的観点からアセスメントを行い、「情報提供書」などにより医師と連携することで処方見直しを実施しています。
それにより、服用薬剤数の減少だけでなく、薬物有害事象の回避に繋がる事例も多く、医療の質の向上に貢献しています。
今後も、地域の方々の健康を確保するために様々な取り組みを実施していきたいと思っています。
あのだ店 宮崎