7月のお知らせ

今月は白内障について、お話しします

 

 白内障とは水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。

 

 水晶体は主にたんぱく質と水でできていて、たんぱく質は加齢などさまざまな影響を受けて白く濁ります。その結果、水晶体全体が濁り視力の低下を招くことになります。

 加齢による白内障の発症が最も多いですが糖尿病やアトピー性皮膚炎が原因となり発症することもあります。アトピー性皮膚炎については、なぜ、白内障が起きやすいのかはわかっていません。

 他にも、目のケガや薬剤による白内障の発症も知られています。

 

 症状としては、

 ・視界が全体的にかすむ

 ・視力が低下する

 ・光をまぶしく感じる

等が代表的な症状です。

 

 通常、白内障の進行は遅く、初期では症状に気がつかないことが多く、また、白内障になっても白内障にかかってないほうの目が見えていると気づかなかったりします。

 

 白内障の治療には点眼薬を使用します。ただし点眼薬は白内障の進行を抑えることが目的で、水晶体が透明に戻るわけではありません。

進行した白内障には手術がおこなわれます。手術には超音波水晶体乳化吸引術 水晶体嚢外摘出術があります。

 

 白内障の予防には進行を遅らせることが重要で紫外線をあまり浴びないようサングラスをかけたりつばの広い帽子をかぶる、日傘を使うなどがよいでしょう。また、時には目を休ませて眼精疲労をケアしましょう。

 

                                     高塚店 小泉