7月のお知らせ (オーラルフレイル)

 

    今月はオーラルフレイルについてお話させていただきます。

 

    フレイルとは「身体の衰え」を表す用語で様々な要因によって健康な状態と要介護の状態の中間を意味します。

    その中でもお口の働きが弱ってくる事を「オーラルフレイル」といいます。具体的には、食べこぼしやすくなった。噛む力が弱くなった。むせやすくなった。滑舌が悪くなった等の症状から始まります。また、口腔の状態の機能低下は全身の衰えと関連性が高いので早めに発見して対応することが大切です。

   

    予防するためには嚥下能力や咀嚼力などを鍛える必要があります。お口の働きをスムーズにする体操(ウーと言い口をすぼめ、イーと言い口を開く。)や頬の体操(頬を膨らませたあと、すぼめる。)舌の体操(舌を頬の内側に強く押し付けながら、自分の指で口の中の舌先を頬の内側に強く押す。)などがあります。

   

また歯周病は、オーラルフレイルの一因でもあり、全身疾患(心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、肺炎、アルツハイマー型認知症、骨粗鬆症など)に関連性があると言われています。

歯周病は未然に防ぐこともできる病気です。歯の定期検診に通うことで歯の健康を保ち、毎日、イキイキと生活できるようにしましょう

 

                        川島店 稲垣