今月は皮膚のケアについてお話します。
少し暖かい日も出てきましたが、まだまだ乾燥する日が続いています。皆さんは皮膚のケアはしているでしょうか。
感染症対策のためにアルコール消毒をされていると思いますが、アルコールは皮膚から油分をとってしまいますので、手が荒れがちになります。
きちんとケアをしないと、皮膚が乾燥し、皮膚が持つバリア機能が低下してしまいます。ウイルスやアレルゲンが体内に侵入しやすくなるため、皮膚のケアは重要です。
市販でも様々な保湿剤が販売されています。医薬品として販売されている保湿剤は保湿効果が高いため、保湿だけの目的なら医薬品の保湿剤を買うことをお勧めします。
医薬品の保湿剤にも種々の成分がありますが、代表的なのは、ヘパリン類似物質と尿素です。どちらも保湿効果が優れています。
ヘパリン類似物質は赤ちゃんにも使えるくらい刺激がなく、安全です。
尿素はヘパリンよりも刺激が少しありますが、皮膚を柔らかくする効果が
ありますので、かかと等の固い部分のがさがさ肌によく効きます。
アルコール消毒も大事ですが、併せて皮膚の保湿をすることを強くお勧めします。
ふたば薬局 川島店 平