5月のお知らせ(天気痛)

 

今月は「天気痛」についてお話しします。

 

 天気痛による不調とは、雨が降る日やその数日前から、頭や首、肩などが痛くなる、気持ちが落ち込む、めまいがする、他にも、古傷の痛み、関節リウマチや喘息の悪化など数多くの症状があります。

 

 天気の崩れとともに体調が悪くなる理由は、気圧の変動にあります。気圧は天気の移り変わりとともに変動していきますが、その変化を耳の奥にある内耳で感じていると考えられています。

 

 内耳が急激な気圧の低下または上昇を感じると、自律神経のバランスが乱れてしまいます。

 *交感神経が活発になりすぎると頭や古傷が痛くなります。

 *副交感神経が活発になりすぎると倦怠感や気分の落ち込みを感じます。

 

 天気痛が起こりやすい方は、内耳が敏感で、気圧の変化を感じ取りやすいといえます。それゆえに、気温差の大きい春先、低気圧が続く梅雨、台風、これらは気圧が変動しやすく体に受ける影響も大きく天気痛が起こりやすいのです。

 

 天気痛を防ぐには、めまいの薬、漢方薬、耳へのマッサージが知られています。それ以外にも自律神経を整えるために、規則正しい生活を心がけましょう。睡眠と食事それと少しでも日光にあたることが大切です。

 

                          ふたば薬局 高塚店 小泉